化学・ゴム・プラスチック業(二次産業)の企業評価方法 ●企業評価のポイント ・化学工業=化学メーカー。化学製品や素材を製造する企業を化学工業に分類することができる。 化学製品には、様々な素材があり、石油、無機化学、プラスチック、繊維、ゴムなどが挙げられる。 ・化学製品は、日々の生活の中にあふれており、商品としてとらえるには非常に範囲が広い。 まずは、化学製品がどのように製造されていくのか全体像を把握することが重要となる。 また、素材製造と最終製品製造では利益率など財務指標の特徴が異なることから、製造物を把握することが重要となる。 ・化学製品の原料となる石油や天然ガスの動向に注目する必要がある。 ウクライナ問題やシェールガス革命など世界情勢によって、原価高騰・原料調達難などが発生リスクを有する。 ●化学工業の主な財務指標 |
化学工業 | 生存 | 倒産 | |
安 全 性 |
自己資本比率(%) | 42.7 | 12.2 |
流動比率(%) | 238.4 | 227.8 | |
固定比率(%) | 109.9 | 92.2 | |
借入依存度(%) | 29.8 | 56.4 | |
経常収支(%) | 107.3 | 37.2 | |
資 本 効 率 |
売掛債権回転月数(ヵ月) | 2.8 | 3.1 |
買掛債務回転月数(ヵ月) | 1.7 | 2.0 | |
棚卸資産回転月数(ヵ月) | 1.4 | 2.3 | |
収 益 性 |
売上高総利益率(%) | 26.5 | 27.9 |
営業利益率(%) | 3.4 | ▲5.8 | |
経常利益率(%) | 4.0 | ▲7.4 | |
純利益率(%) | 2.3 | ▲11.1 |